◉SVOO : give, send, show, tell, teach+人 に+何かを
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A Dinner / at Cambridge
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第4文型 SVO1O2 誰が ー どうする ー 人に ー ものを
Sくん:「父が 僕に 腕時計を くれた。」は英語でどう言えばいいんですか。
T先生:「誰がー どうする ー 人にー ものを」のパターンで言えばいいよ。
Sくん:「父が くれた 僕に 時計を」の順ですか。
T先生:そう。 My father gave me a watch. となるよ。
Sくん:学校でやりました。「give とかshow」とかそういうやつですね。
M先生:だね。使う動詞がポイントだ。大きく分けて2つの意味の動詞を使う。
○give系
give(与える)send(送る) show (示す) tell(伝える) teach(教える)
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○make系
make(作ってあげる)buy(買ってあげる) choose(選んであげる) find(見つけてあげる)
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練習1 ( )内の語句を適切な語順に並びかえよう。
彼女は /彼女の母に/ハンカチを/あげた She gave( a handkerchief / her mother ). *ハンカチーフ
僕は / 彼に / e-mailを / 送った I sent ( an e-mail / him ).
僕は / 彼女に / 古い写真を1枚 / 見せた I showed (an old photo / her ).
彼は / 僕に /その話を/ 話した。 He told ( the story / me ).
彼は /私たちに / 英語を / 教えてくれた。 He taught ( English / us ).
父は / 私に/ サンドイッチを/ 作った。My father makes( sandwitches / me ).
彼は / 私に / バッグを / 買ってくれた。 He bought ( a bag / me ).
彼女は /僕に/素敵なジャケットを/選んでくれた。She chose ( a nice jacket / me ).
彼は / 僕たちに / 素敵なホテルを / 見つけてくれた。He found ( a nice hotel / us ).
解答1
She /gave / her mother / a handkerchief.
I / sent / him / an e-mail.
I / showed / her / an old photo.
He / told / me / the story.
He / taught / us / English.
My father / makes / me / sandwitches.
He / bought / me / a bag.
She / chose / me / a nice jacket.
He / found / us / a nice hotel.
練習2 ( )内の語句を適切な語順に並びかえよう。
彼女は /彼女の母に/ハンカチを/あげた She( a handkerchief / gave /her mother ).
僕は / 彼に / e-mailを / 送った I ( an e-mail / him / sent ).
僕は / 彼女に / 古い写真を1枚 / 見せた I (an old photo / showed / her ).
彼は / 僕に /その話を/ 話した。 He( the story / me / told ).
彼は /私たちに / 英語を / 教えてくれた。 He( English / taught / us ).
父は / 私に/ サンドイッチを/ 作った。My father( sandwitches / me / makes).
彼は / 私に / バッグを / 買ってくれた。 He ( bought / a bag / me ).
彼女は /僕に/素敵なジャケットを/選んでくれた。She ( chose /a nice jacket / me ).
彼は / 僕たちに /素敵なホテルを/ 見つけてくれた。He ( found / a nice hotel / us ).
解答
She /gave / her mother / a handkerchief.
I / sent / him / an e-mail.
I / showed / her / an old photo.
He / told / me / the story.
He / taught / us / English.
My father / makes / me / sandwitches.
He / bought / me / a bag.
She / chose / me / a nice jacket.
He / found / us / a nice hotel.
T先生:とってもいいね。
.................... 中学生はここまで ...........................................
......................ここから高校生レベル .....................................
高校1年レベル to人か for 人か
T先生:さて次のような言い方もある。
①She gave a handkerchief / < to her father. >
S V O 副詞句
Sくん: ②She gave her father a handkerchief. と何が違うんでしょうか?
S V O1 O2
T先生:英語の書き言葉は 文末、つまり一番ラストの単語を、一番強調して言うのさ。
①は「彼女が ハンカチを あげたのは 父にである が言いたい。
②は「彼女が 父に あげたのは ハンカチである」が言いたい。
「誰に」 を強調したい時があるよね。そんな時は、①の文のように人を最後に言う。
○give系で、必ず「相手」が必要な動詞は、 to 人 で終わる。
○make系で 「相手」が必ずしも必要ではない動詞の時は、 for人 で終わる。
練習1 「相手」が必ず必要な動詞は△を、必ずしも「相手」がなくとも文が作れる動詞には○の記号を書け
give渡す buy買う choose,選ぶ make,作る show見せる, tell,伝える send,送る teach教える, find見つける
🔺 相手が必要な動詞 ( )to 人で終わる
⭕️ 相手が必要ではない動詞 ( )for 人で終わる
練習1 解答
🔺give, show, tell, send, teach (相手が必要)→to 人で終わる。
⭕️buy, choose, make, find, cook (相手がいなくても文が作れる)→for 人で終わる。
T先生:「🔺「あげる、見せる、(情報を)教える、送る、(勉強を)教える」は相手が必要。そんな時は、to 人。
Sくん:ああそうか。そして、「⭕️買う、選ぶ、作る、見つける、料理する」別に自分一人でもできる。for 人だ。
練習2 toかforどちらか選びなさい。
1 彼女がハンカチをあげたのは 父にである。
She gave a handkerchief < ( to / for ) her father>.
2 彼がその写真を見せたのは 私にである。
He showed the picture < (to / for ) me >.
3 彼が指輪を買ったのは 私のためである。
He bought a ring < (to / for ) me >.
4 母がサンドイッチを作ったのは 私のためである。
My mom made sandwiches < (to / for) me>.
練習2 解答
1 to 2 to 3 for 4 for
練習3 誰にそうしたのか、人を強調する言い方に書き換えなさい。
<to人>か、 <for人>で終わるように書き換えなさい。和訳もしなさい。
1 He bought Taro a smartphone.
2 He showed his friends the old photo.
3 My sister chose me a nice coat.
4 My father found us a nice restaurant.
5 My sister gave me a book.
練習3 解答
1 He bought a smartphone / for Taro. 彼がスマホを買ったのは / 太郎のためだった。
2 He showed the old photo / to his friends. 彼が古い写真を見せたのは / 友達にだった。
3 My sister chose a nice coat / for me. 僕の姉が素敵なコートを選んでくれた / 僕のために。
4 He found a nice restaurant / for me. 彼は素敵なレストランを見つけてくれた/ 私のために。
5 My sister gave a book / to me. 僕の姉が本をくれた / 僕に。
まとめ
「誰に」を一番強調したい時は、to 人か for人で終わる。
toはものや情報を「相手に」送る系。必ず相手が必要。 forは必ずしも相手がいなくてもできる動詞で。
高校レベル さらに深く
T先生:以下の7つの表現は、中堅からトップの私立大学の入試にも出る可能性が高いSVOOの表現なんだ。覚えよう。
cost 人 お金 人にお金をかけさせる (人からお金を奪う)
take 人 時間 人に時間をかけさせる (人から時間を奪う)
spare 人 時間 人に時間を割く (人から時間を奪う)
do me a favor 人に厚意を与える (お願いを聞いてくれる)
do 人 harm 人に害を与える
owe 人 成功 人に成功の借りがある(のおかげだ)
save 人 時間・金 人に時間やお金を省かせる
T先生:例文だよ。
The jacket cost me 20,000 yen.
ジャケットは私に2万円かけさせた。
It will take me an hour / to finish the homework.
私に一時間かけさせるでしょう / その宿題を終わらせることは
Could you spare me a moment?
少しお時間をいただけますか。
Would you do me a favor?
お願いを聞いてもらえないでしょうか。(決まり文句)
Smoking does you harm.
喫煙は人に害をもたらす。(does =givesと考えましょう)
I owe my success ...to my parents.
私の成功は 両親のおかげです。
If you help me, it will save me a lot of time.
助けてくれれば、(それで)すごく時間が省けるだけどね。
T先生:もう一つ問題ね。次はどれが正解だろうか。
He ( said / told / spoke / talked) me that he liked ice cream.
Sくん:全部、「話した」じゃないですか。分からないなあ。
T先生:文型はSVOOだね。SVOOになれるものが1つだけある。なんだろう。
Sくん:もしかして、toldですか?
T先生:正解!4つの話す系の動詞のうち、SVOOになれるのはtellだけだ。
先生レベル さらにさらに深く My grandfather bought me a bicycle. VS My grandfather bought a bicycle for me.
Sくん:先生、My grandfather bought a bicycle... for me. 「祖父が自転車を買ってくれた 僕に」は 買ってもらった自転車は自分の手元に届いているんでしょうか。買ったけど祖父がまだ渡してないことはあるんでしょうか。
T先生:次を見てみよう。
A) My grandfather bought me a bicycle.
B) My grandfather bought a bicycle for me. はともに
①上記のA)もB)も自転車が「確実に」私の手元に届いていると含意するものではない。
② ただし、A)の文は若干だが、「私の手元に届いている」と解釈されやすい。
③ 「買ってはもらったが、まだ受け取ってない」は、A) でもB)でも使えるが、B)の方がより適格となる。
My grandfather has bought a bicycle for me, which I'm going to receive it this Sunday.
My grandfather has bought a bicycle for me, but I haven't received it yet.
まとめます。
(獲得動詞)buy, get, find, / (創造動詞)make, build, cook は、どちらかというとSVOO構文の方で、「買ってもらったり、作ってもらったものを受け取った」と言う想像が若干ですが働きやすいため、「まだ受け取ってない」という文が続く場合には、B)のfor 人を使った文の方がより適格となります。
上記のようにSVOOや、SVO (to人/ for 人)などの文型だけでは100 %受けわたしが行われたかはわかりません。状況次第の部分もあります。ただ、ある傾向はあるようです。以下を見てみましょう。
パターン1. SVOOでも、SVO (to…)でも、両方で、「受領の意味を持つ」可能性がある。
授与動詞(give, hand, pass, sell, lend,)/ 伝達動詞 ( tell, show )
パターン1give, sell, などは、時制が過去形の場合、どちらの構文でも常に受領の解釈がされます。これは、本来的に、二人が同じ場所におり、売ったり、貸したりすれば(つまり過去形ならば)受け取っていることになるという解釈です。(I gave Mary some flowers, but she never got them.は不適格となる。以下授与動詞は同じ)
tell, show,も過去形の場合は、SVOOでもSVO to人どちらの構文でも受領の解釈がされます。ある人が別の人と同じ場所にいて何かをその人に言ったり、読んで聞かせたりする場合も、相手は寝ていたり、言葉が理解できなかったり、目が見えないという特殊な状況・文脈を除いては、普通、それを見たり、聞いたりしています。SVOOでもSVO to…でも相手が受領していると解釈されます。
パターン2 SVOOでも、SVO (to…)でも「受領の意味を持たない」と考えられる 送付動詞 sent, e-mail
送付動詞( send, mail, e-mail, ship post など)はSVOOでもSVO to…でも「受領までの意味は持たない」とされます。これらはある人が別の人に郵便やメール、ファックスを「送りつける」感覚があることです。giveやpassと違うのは、同じ場所にいない。遠くの場所にいるということです。したがって、送付動詞では、故障や台風などで、相手に送ったものの、届かないということが起こりやすいという社会常識を持っているわけです。SVOOでもSVO to…でも「受領の意味を持たない」とするインフォマントが全員なのはそのためと思われます。
John sent Susan a letter. John sent a letter to Susan. 両方ともに、受領までの意味が生じません。
writeも伝達動詞の一種ですが、書いている人と、受け取る人が普通、同じ場所におらず、遠くの場所にいます。そのため、SVOOであってもSVO to…であっても受領までの解釈はされないとのことです。
パターン3 SVOOでは受領の意味を持つが、SVO (to…)では「受領の意味がないと思われる。teach
teachと投与動詞 (throw, kick, toss, pitch等)は、SVOOでは受領の意味があると解釈されるのに対し、SVO to…構文では受領したかまでは不明です。teachについては、教えたからと言って、全ての情報が譲渡されるとは限らず、一部のみにとどまるだろうという常識が働くからだそうです。よって、「教えたけど、試験には受からなかった」のような文なら、SVO to 人の構文が良さそうです。また、投与動詞は、お互いが離れている場所にいるため、handや、passとのように二人が手が届く位置にいる時とは異なる解釈がされるようです。
I taught English to Taro, but he couldn't pass the exam.
in the park… yesterday.★3-3
4 何枚かの絵が 壁に あるよ。 There ( ) some pictures … on the wall. ★4-3
Classroomに動画があります。ぜひ見て、予習や復習に役立ててください。
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